ダイエット治療を行なってる病院ってどんなとこ?

運動や食事制限、サプリメントなど色んなダイエットをやってみたけど、どれもうまくいかなくて、もうどうしたらいいのかわからないと悩んでた時に耳にした「肥満外来」。ダイエットの治療をするとこらしいけど、実際どんなことをするのか肥満外来について調べてみました。

肥満外来で使われる薬の種類

肥満外来で行われてる基本的な治療は食事と運動両面か

らの生活の見直しですが、必要に応じて薬を使った治療

も行われます。

 

肥満の治療で使われる薬には食欲を抑える「食欲抑制剤」

脂肪の吸収を抑える「脂肪吸収抑制剤」、「漢方薬」が

あります。

 

今回は食欲を抑える「食欲抑制剤」と脂肪の吸収を抑え

る「脂肪吸収抑制剤」について調べてみました。

 

食欲を抑える治療薬「食欲抑制剤」

食欲抑制剤は脳の摂食中枢に直接働きかけ食欲を抑える

薬です。

 

この食欲抑制剤として主に使われているのが「サノレッ

クス」と呼ばれる薬です。

 

サノレックスBMIが35以上の高度の肥満と診断さ

れた場合に使われる治療薬で、食事療法と運動療法の補

助療法として厚生労働省が認可しているため、健康保険

が適用される場合が多いです。

 

ただ、継続的に使えるのは3ヶ月までとされており、約

2ヶ月~2ヵ月半で耐性ができるため食欲が戻ってしま

うそうです。

 

食欲抑制剤の副作用としては、口や喉の渇き、頭痛、

腹痛、下痢、眠気、発疹、倦怠感、動悸、吐き気、

睡眠障害など、意外と副作用が多い薬です。

 

重篤な副作用には高血圧、肺高血圧、心臓発作などが

あり、命に関わる場合もあるため、あくまでも高度の

肥満の方に限り、医師の判断のもと使用が認められて

います。

 

 

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脂肪の吸収を抑える「脂肪吸収抑制剤」

脂肪吸収抑制剤は脂肪吸収酵素の働きを抑え、食事で摂取

するカロリーを大幅にカットする薬です。

 

なので、食べたいものを我慢するストレスがなく、ダイ

エットが可能となります。

 

この脂肪吸収抑制剤として主に使われているのが「ゼニ

カル」と呼ばれる薬です。

 

アメリカ食品医薬品局FDA)で認可されている薬で

すが、日本ではまだ認可されていないため自費扱いと

なります。

 

脂肪吸収抑制剤の副作用としては下痢や軟便、脂肪便、

おなかの張り、吐き気などがあります。

 

脂肪便とは体内に吸収されなかった脂肪分が体外に排出

される際に見られるもので、副作用というよりは薬の効

果の現われだと考えられています。

 

 

 

肥満治療薬を利用される場合は医師に相談して、必ず

指示を守って服用するようにしましょう。