ダイエット治療を行なってる病院ってどんなとこ?

運動や食事制限、サプリメントなど色んなダイエットをやってみたけど、どれもうまくいかなくて、もうどうしたらいいのかわからないと悩んでた時に耳にした「肥満外来」。ダイエットの治療をするとこらしいけど、実際どんなことをするのか肥満外来について調べてみました。

病院の肥満外来で行われる漢方薬治療

肥満外来で行われてる基本的な治療は食事療法と運動療

法ですが、必要に応じて薬物療法を行われる場合があり

ます。

 

薬物療法の治療で利用される薬には食欲を抑える「食欲

抑制剤」や脂肪の吸収を抑える「脂肪吸収抑制剤」のほ

かに「漢方薬」があります。

 

ダイエットで使われている漢方薬の治療では主に「固太

りタイプ」と「水太りタイプ」の2つがあり、それぞれ

のタイプにあった漢方薬が処方されます。

 

【固太りタイプ】 

固太りタイプの方は食べすぎが原因による肥満の方が多

く、身体の特徴としては体力があり筋肉質でがっちりと

した体型をされています。

 

便秘がちな方が多く、のぼせや血圧が高いなどの症状が

あります。

 

治療で使われる漢方薬は主に大柴胡湯(だいさいことう)

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)・桃核承気湯

(とうかくじょうきとう)などが使われています。

 

大柴胡湯(だいさいことう)

 

がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘、肩こり、

頭痛、胃炎の症状がある方。

 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

 

腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちで、どうき・肩こり・

のぼせなどの高血圧やむくみの症状がある方。

 

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

 

比較的体力があり、のぼせや便秘がち、頭痛、めまい、

肩こりなどの症状がある方。

 

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【水太りタイプ】 

 

水太りタイプの方は身体の中の水分がうまく代謝されな

いことが原因による肥満の方が多く、体力がなく、下半

身に脂肪が多く、お腹が柔らかいといった身体の特徴が

あります。

 

顔・足がむくみやすく汗をかきやすい、胃腸が弱いなど

の症状があります。

 

治療で使われる漢方薬主に防己黄耆湯(ぼういおうぎ

とう)・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが使

われています。

 

防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

 

色白で疲れやすく、筋肉にしまりのない水太りの方、

汗がかきやすい、むくみ、関節痛の症状がある方。

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

 

比較的体力がなく、冷え性で貧血の方。

 

疲れやすく、頭が重い、めまい、肩こり、腰痛、むくみ

などの症状がある方。

 

 

 

ダイエットの治療では食事や運動などの生活改善をする

ことが大切ですが、ひとりひとりの症状に合わせて処方

される漢方薬は副作用も少なく、ダイエットのサポート

的役割となります。

 

気になる方は一度、漢方薬の専門医に相談されてみるの

も良いですね。